ユーザ事例

CASE

鈴木工業株式会社 様

CADの機能を制限しただけのビューアは使い勝手が悪い 3DTascalXはメニューや機能が調度良いんです

現在シーセットでは、長年弊社製品をご愛顧頂いたお客様に感謝を込めて記念品の贈呈と、導入の経緯や使い方などの取材を行っている。第一回は、鈴木工業株式会社様に訪問した。

企業紹介

群馬県太田市にて3拠点を展開する「鈴木工業株式会社」は、1000t~3000tクラスの自動車向けプレス金型を設計・制作しているメーカーである。様々な自動車メーカーの製品を手掛け、間もなく設立より60年を数える。 今回、執行役員である鈴木修一氏に製品導入の経緯や使い方などを聞いた。
本社工場

御社の特長を教えて下さい

最近は金型を作るスピードを重視しており、そこに自信を持っています。機械加工を全て内製で行っており、機械の停止時間を極力無くすことに徹底的に拘っています。
金型のような一品物の場合、人の経験値に依存する場面も多いです。更に、海外の人材も現場で働く環境の中で、目指しているのは、人に依存するのでは無く、誰が作っても同じ品質に出来る仕組みにまで落とし込んだ金型作りです。そのために、作業の見える化には力を入れています。2000年位から、自社で生産管理システムを制作し、加工進捗、部品や材料の発注、納期、機械の稼働率などを共有出来るようにしています。
聞けば、鈴木氏自らが開発を行い、自社に必要な機能が網羅されている。
実際に、筆者も取材をしながら、社内にいたるところで、どの機械がどの作業で稼働しているか、次にやる加工内容などをモニタリングすることが出来た。
記念品の贈呈

どんなきっかけで弊社製品を知りましたか?

代理店からの紹介で知り、まず1本導入しました。その後、取引先がJTデータでの手配を始めるというタイミングでJT(R)インタフェースを追加し、もう1本増設をしました。
980MPa級ハイテン材

3DTascalXはどんな風に使ってますか

主には、営業や社長が見積業務で使っています。使い方は、取引先から手配される3Dデータをまず確認し、生産管理システムへの台帳登録、新旧比較、工程の初期検討などを行っています。 他のCADメーカーのビューアも試しましたが、CADの機能を制限してあるだけなので、メニューも多く使い勝手が悪かったです。逆に3DTascalXはビューアとして、メニューや機能が調度良いという印象です。
鈴木修一 執行役員

最近の業界動向について

十数年前位から各自動車メーカーがハイテン材を使いはじめ、より硬い素材をいかに限られた条件で成形するかなどがプレス金型メーカーにっては課題では無いでしょうか。一度対応しても、材料が日々進化しており、また製造ロッドなどでも材料特性が微妙に変わり正に材料との闘いの日々ですね(笑)
590MPa級ハイテン材

  • 鈴木工業株式会社 Suzuki Industry Co., Ltd.
  • http://www.suzuki-kg.com/
  • 本社:群馬県太田市西新町135-8
  • 設立:1964年5月
  • 資本金:1千万円
  • 従業員数:37名(2020年9月現在)
  • 事業概要:
  • 自動車用プレス金型の設計製作
  • 様々な自動車メーカーの製品を手掛け、間もなく設立より60年を数える
  • 群馬県太田市に3工場を展開

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